肌の状態は、腸の状態をあらわしている?
預診的観点から、
ニキビや吹き出物はそもそも、
腸の弱りからできるものでも。
肌のキメが荒くなるのも、
腸壁に、
老廃物が溜まっている可能性が高く。
ほうれい線などのシワのもとも、
細胞の再生期間を鈍らせる、
胃腸の働きの低下が原因だったり。
女性の肌の悩みのおおよそが、
「腸」に関係していることが多く。
美腸・快腸(快調な腸をもじりました)が、
女性の肌の悩みを紐解く
「鍵」となっていたり。
そんな今回は、私の長年の課題でもある「腸」について、ひとつ書いてみようかと。
美肌=美腸 顔に全てがあらわれる?
身体の中からきれいになるための、
自顔チェック、始めませんか?
「預診講座」は、マクロビオティックの望診を元にした、BodyCheckとともに、どうすれば良いか?を「食」に絡めて学べるマンツーマンレッスンです。
「大」「小」という言葉で分けられた腸
以下は、読みたくても、気力体力の消耗により、ちゃんと読めていなかった1冊「土と内臓」から抜粋した内容です。
小腸は、例えるなら「洪水の川」。
唾液、胃液、膵液、胆汁、腸粘液からなる液体が、毎日7リットルも流れる通路なのだとか。
そこに、1日に飲む2リットルの何らかの液体が更に加わります。
小腸のそれらの急な流れは、その場に長く留まることができない世界でも。
そして、
そんな小腸の腸壁をくぐり抜けて、
血液に乗せられる栄養は、
脂肪、タンパク質、一部の糖質(単純糖質)。
野菜や果物や全粒穀物などに含まれる、
複合糖質(繊維、多糖類)は、
小腸の腸壁には吸収されず、
流され、大腸にたどり着くようで。
例えば、
多糖類の1つでもあるセルロースは、
あらゆる植物の細胞壁に存在する多糖類で、
そよ風に揺れ、暴風に耐える植物の、
しなやかな強さの源でも。
そして、大腸は、
小腸より緩やかな流れとなるので、
細菌や菌類が居心地良く、
それらの菌が、
小腸から流れてきたそれらの分解を、
絶えず且つ忙しく行っている場所でも。
小腸が「洪水の川」ならば、大腸は沼。
菌が餌を食べる、静かな牧草地とも言える環境なのだとか。
大腸のPHは、7で中性。
菌の天国的な環境なのです。
ちなみに、その他の消化器官でもある「胃」は酸性、
小腸はPH4~5。
そして大腸で心地よく過ごしている菌は、
大腸という環境下で、
複合糖質(多糖類、繊維)を発酵しています。
小腸で消化しきれない動物性蛋白質は・・・
マクロビオティックな食養や望診を習うと、よく指摘されるのが、
「動物性食品」の過剰は、
消化器官に負担がかかり、
消化しきれなかったそれらが、
老廃物として体内に蓄積されやすく、
体内の不調を招きやすいといった内容。
その答えに近い物が、この書籍の一節にしっかり書かれていました。
「洪水の川」のように流れが速い小腸は、口から摂取された動物性蛋白質が多すぎると、
それらを小腸内で消化しきれず、
それらを大腸へ流してしまいます。
もちろん、
大腸に流れ込んだそれらは、
大腸内に居る「菌」により発酵されるようでして。
その発酵は、食物繊維の発酵と異なり、
「腐敗」に近いらしく。
アンモニア、ニトロソアミン、硫化水素といったものが、
発酵(腐敗)により体内に発生。
これらが、大腸内の細胞の働きを阻害する毒素となるようで。
食養や望診で言われてきたとおり、
動物性食品の過剰摂取は、
腸などの消化器官や内臓へ、
ダメージを与えやすいということに。
肌の悩みが多い、絶えない、といった方は、
この仕組みを理解した上で、
今日食べる食べ物のバランス、
量や回数などを考慮することが望ましく。
食事の際に、意識してみることをオススメします。
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