ひとくちで、何回、噛んでいますか?

● 「噛む」ことを意識していますか?

先日、【預診タイム】の受講者さんに、リマカフェで購入した「塩かりんとう」をお出ししたところ、これがなかなか好評でして。

 

マクロビ系のおやつなので、ふくらし粉などの食品添加物が極力入っていないものが多く。ふくらまない分、小麦の粉の味がしっかりしているのと、市販のかりんとうの硬さの約2倍、硬いのです。

 

私は、個人的に硬いのや素朴な味が大好きなのですが、マクロビアンではない受講者さんにも、その味や食感が受け入れてもらえるか?不安でした。ですが、思いのほか、皆さん「ゴリッゴリッ」と美味しそうに食べてくださったので一安心しております(笑)

 

硬い物を食べる際には、無意識のうに「よく噛む」よう、口が動きますが、普段、ひとくちで何回噛んでいるか?ということを気にして食べたことは、あまりないのが正直なところかと。


● 最低ひとくち30回は、噛んでみよう!

マクロビオティックの授業の中でも、口は消化器官の始まりなので、特に「よく咀嚼すること」というのを学びます。

 

健康な人でも、ひとくち30回

体調の悪い人は、4~50回、意識して噛むことを推奨しています。

 

30回も噛むと、口の中の食物は、かなり細かくなって、食味も変わってきます。40回を越えると、食べた物によっては、粒が殆どなくなり、トロトロの液体のような物体になるので、意識しないとつい飲みこんでしまいそうなくらい、トロトロになります。

 

だいたいこの時点で、胃の消化を助けていそうだな?と予想はつきますが、具体的にどんなメリットがあるのか?を、少し調べてみました。

● 噛むことのメリット

噛むことのメリットは、主に以下の5つ。

 

1.食物を細かく分解することにより、

  • 栄養吸収を促進することで、小腸の働きをフォロー
  • 食物の消化を助けることで、胃の働きもフォロー

2.唾液の分泌を促進することにより、

  • 消化酵素「プチアリン」による炭水化物の分解を促し、主に穀物類の消化を促進

3.唾液のアルカリ性を供給し、炭水化物による体内の酸性化を中和

4.食物の量を増やし、食べすぎを防ぐ

5.顔のアゴの筋肉や、首の下や耳の裏のリンパ腺を動かすことで、脳に伸びる神経に刺激を与える

 

良いことだらけですね(笑)

 

特に「4.炭水化物の分解」では、唾液の中に含まれる「プチアリン」というアミラーゼの一種でもある消化酵素が存在します。この酵素は、肉食動物には存在しないのだとか。そして、中性時にのみ働く特徴を持ち、塩をプラスすることで働きが増すとも。

 

この酵素が分解するのは、消化性多糖類でもある「澱粉」「デキストリン」「グリユゲン」の3つの「複合性炭水化物」。これを「単独炭水化物」へ分解する力を持っています。この消化性多糖類は主に、穀類、イモ類、豆類に含まれています。良く噛むことで、これらの食物が分解され、口の中で更に美味しさを増すことにもつながります。

 

結論としては、人の口は、元々、穀物をよく噛むことで、消化しやすい仕組みを既に持っているということに。

 

いずれにせよ、「噛む」ことで「食物」そのものや、それを作った、運んできた人たちに感謝をしながら、自分自身、心身ともに豊かにする手段としても、よく「噛む」ことをおすすめします。

 

ぜひ、次の食事からでも、自分はいつも、何回噛んでいるのか?を数えてみることから、始めてみましょう!