経絡の陰陽

● 手先や足先に臓器のSOSが出やすい

2018年も残すところ、あとわずかですね。今年の年末年始は、どのような過ごし方をされるのでしょう?

 

冬になると、気になり始めるのが、指先の荒れ、ひび割れ、ささくれなど。特に水仕事の多い、主婦の方やそれらを仕事としている人にとって、手荒れは、厄介なもののひとつです。

 

お湯やぬるま湯で、且つ、洗剤・シャンプー・石鹸などを使うことで、もともと皮膚を守ってくれている表皮の機能が低下し、手荒れにつながりやすくなります。

 

そんな手先や足先は、臓器の経絡の入口と出口になっているため、荒れている場所や状態で、弱っている臓器の見当をつけます。

●「足の親指のケガの跡が消えない」

というお話を伺いまして。今年、私も左足の親指の骨にヒビが入った事件がありましたので、親指情報は、気になるところでもあります。

 

足の親指には2つ、経絡が走っていて、外側のラインは、脾経(マクロビ望診的には、膵臓あたり)、内側は肝経のあたりを指すと言われています。

 

私の場合、左足の親指の外側部分にヒビが入ったため、脾の弱り、またはヒビにより脾を痛めた可能性があります。

 

甘いものの過剰摂取は、脾を弱らせるので、足の親指の外側のラインを押してみると、少し痛みを感じることが多いとも。内側の部分の異変(ホクロやシミなど)がある場合は、肝臓の弱りの可能性もあります。

 

足や手の指先などにあらわれる症状は、いつ、どのあたりにそれらが出現し始めたかなど、しっかりCheckすることをオススメします。

● 手のささくれや、ヒビ割れの原因は?

ちなみに、手先の「ヒビ割れ」は、砂糖や甘いものや薬品などの陰性食品過剰による排泄のあらわれとされ、循環器、生殖器、排泄器の異常もあらわしているとも。

 

硬い「ささくれ」は、タンパク質や脂肪、卵などの過剰摂取により、血管と筋肉が硬くなっている状態。

 

各指に、臓器が割り当てられているため、ささくれやひび割れの症状が出ている指に該当する臓器が、それらの老廃物で弱っているかもしれないと推測します。

 

私の場合は、仕事柄よく使う、右手の親指と人差し指が特に荒れていますが、手の親指は肺、人差し指は大腸の経絡が通っていますので、もともとあまり強くないこれらの臓器に、過剰に摂取した食物が、老廃物として蓄積された結果なのかな?と。

 

クリームを塗るのも一つの手段ですが、摂取しすぎている食物の摂取を控えて、老廃物を体外へ排除するためのメニューや食材、食べ方に気を配ることが、ポイントになりそうです。

 

とは言え、年末年始は飲み会の席も多いことと思いますので、飲み会の席でも、暴飲暴食へ走りすぎないよう、飲み会時の小ネタとしても「お疲れ気味臓器チェッカー」(お試し版)もぜひ、お試しくださいね。

 

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参考書籍