むくみとたるみ

今回は、なんとなく老けてみえる、膨張していると感じる原因となっている、「むくみ」と「たるみ」について、考えてみようかと。

 

まず、年齢より老けて見える大きな原因の１つに「たるみ」があります。たるみは、顔の輪郭が崩れてぼやけ、その前兆として、毛穴が広がり、キメが荒くなったり。

 

このような「たるみ」は、「やつれ」や「暗い」印象にもつながっているようで。久々に会った知り合いから、「やつれた？」「顔色が悪いね」など、言われたら、「たるみ要注意報」かもしれません。

 

「たるみ」の最大の原因は、筋肉の衰えですが、そもそもの筋肉の衰えを促進するものの１つに、胃腸の弱りがあります。毛穴が開いてきたり、肌の透明感がなくなってきたら、そろそろたるみかしら？のサインです。ただし、やつれの場合は、体内の水分調整が上手に行われていない可能性も高いので、腎臓の機能低下からくる場合も。

 

胃腸の弱さは、そもそもの生まれ持った体質も大きく影響します。胃腸が弱い場合、栄養吸収が悪く、全身の筋肉も強くなりません。また、内臓の筋肉も弱い傾向にあるため、胃下垂となる人も多く。細くてなかなか太れない、ぽっちゃりした色白の水太り、のような体格の人に多いようです。

 

胃の弱りチェックをするには、以下のような点に着目します。

• こめかみ（目と耳の間あたり）にシミがある
• 鼻筋の真ん中あたりが白色に近い
• 上唇が厚く腫れぼったい
• 唇の色が赤すぎる、または白すぎる
• 足の人差し指や中指に腫れやイボなどがないか
• よだれが良く出る

→ 手・足・顔などから内臓の調子を予測する簡単な望診を体験してみる「預診タイム」は、２月25日（日）13:30～

対して、「むくみ」は、むくむ場所によって、腎臓・胃腸（脾臓）・心臓が関わっているようです。

 

顔やノドなどの急性を含む「むくみ」は、腎臓の弱りの可能性が。腎臓は、体内の水分代謝を行っている臓器ですので、排水がうまく機能しないと、体内に余分な水分がたまりそれが、冷えとむくみをもたらします。

 

足の「むくみ」は、心臓の弱りから来ている可能性が。血液循環が悪くなると、心臓から遠い足から、むくみが。

 

「むくみ」と同時に、胃のむかつきや、下痢や、食欲不振が伴う場合は、胃の水分代謝の弱りからくるむくみとも。

 

ただし、

朝起きたら、顔や目がむくんでいる

夕方になると足がパンパンにむくむ

といった「むくみ」は、内臓の弱りに関係なく筋力低下によるものも。

「たるみ」と同様、胃腸の弱りにより筋力低下している可能性があります。これは特に、女性に多い冷えとともに起こる「むくみ」です。

 

• 毎日ウォーキングをする
• 毎朝、床に雑巾がけをする

など、毎日コツコツできる適度な運動を心がけるとともに、胃腸に消化の負担をかけすぎないよう、食べる際によく咀嚼する（噛む）ことを心がけましょう。