粒を丸ごと食べること

スクールの試作会にて。最後の作品は、マクロビオティックの基本、玄米の「ひまわり手まりにぎり」。マクロビアンでなくても、玄米をおいしいと思ってもらえるきっかけになるようなメニューにならないか、と思いながら。残念ながら、冷やしすぎて味が薄めに。どのような状態でお料理を出すのか?というところまで考えるという反省に。
スクールの試作会にて。最後の作品は、マクロビオティックの基本、玄米の「ひまわり手まりにぎり」。マクロビアンでなくても、玄米をおいしいと思ってもらえるきっかけになるようなメニューにならないか、と思いながら。残念ながら、冷やしすぎて味が薄めに。どのような状態でお料理を出すのか?というところまで考えるという反省に。

同じお米なのだから、白米を食べるのも、玄米を食べるのも同じではないのか?

 

むしろ白米の方が美味しいからみんな食べるのでしょ?

 

確かにそのとおりかもしれません。

 

玄米も白米も美味しいことには変わりありませんから。

 

ただ、美味しいと感じる部分やタイミングが異なるようです。

 

白米の場合は、あまり噛まなくても口に入れた後すぐくらいに美味しいと感じ、口の中ではすぐ、なくなってしまいます。

 

玄米はというと、皮が付いたままのため、飲みこめるまでの柔らかさにするには、噛み砕く時間が必要で、白米を食べる時より、食べる速度は遅くなります。また美味しいと感じるのもある程度噛みしめてから。

 

栄養素で見ると、やはり、皮までついた玄米の方がかなり豊富な状態です。

→ 白米と玄米の栄養素の違いについて(他社のサイトが開きます)

 

肉みそのような地味な色に仕上がりましたが、前にも何度か作った日向夏とハトムギのデザート。今日のハトムギは皮つきを。甘味はリンゴジュースと米飴。
肉みそのような地味な色に仕上がりましたが、前にも何度か作った日向夏とハトムギのデザート。今日のハトムギは皮つきを。甘味はリンゴジュースと米飴。

マクロビオティックでは、食物を丸ごといただくことをすすめていて、これを

 

「一物全体」と言っています。

 

一部分を削って食べるのではなく、そもそもバランス良く育っている皮つきの粒を丸ごと使うことが、体内のバランスを整えられる秘訣かもしれませんね。


穀物にかぎらずお野菜もなるべく皮をそがずに食べます。

 

右上の写真は、ハトムギを皮つきを丸ごと使った、オレンジとハトムギのおやつ。ハトムギを炊き込むのに時間がいるのですが、できるとすぐなくなってしまいます。

 

みかん好きな相棒にも、このデザートは高評価をいただいております。


特にハトムギは、肌荒れや乾燥肌に良く、女性にとって、美味しく綺麗な肌になるための嬉しい食品でもあります。

 

つるっと喉ごしのよいそうめんやうどんやそばといった、粉を使った食事になりがちですが、皮つきのままの穀物をうまく調理して、夏バテ知らずの体を保つよう、工夫が必要そうです。