黒くて長いでくのぼう?

冬~春にかけて、

気にかけなければならない臓器に、

「肝臓」があります。


正確には、春が肝臓の季節なのですが、

2月が既に立春と位置付けられておりますので、


そろそろ、

ごぼうを食べて欲しい時期ですね。


お通じを良くするだけでなく、


腎臓を補い、


消炎や解熱の役割もあるため、


肝臓にも作用してくれます。


そもそも、

ごぼうの旬は11~1月


食材として食べる習慣のある地域は少なく、日本や韓国くらい。


こんなに重宝するお野菜なのに、

なんだか意外ですね。


育てるという視点で言うと、

水はけが良くて柔らかい土でないと、

市販されているような

細長い形に成長してくれないのも特徴。


ごぼうは、土深くに伸びていく根菜なので、

マクロビオティックで言う陽性寄りの根菜です。


砂糖菓子や果物、

コーヒーなどの食べ物を摂取しすぎて

陰性に傾いた体内を中和します。


効能のみならず、ごぼうを煮込むことで、

ごぼうの香りが汁の中にほんのり溶け込んで、

何とも言えないうま味が加わります。


鍋の具にしてもいけますし、煮物の他にも味噌汁の具にも最適です。


調理する際には、

皮をむかず、

土をさらしなどの布を使って

洗い落として、

皮ごと調理します。


ごぼうは皮の部分に香りのもとがあるので、

茶色いからというだけの理由で皮をむいてしまうのはもったいないこと。

皮ごといただきましょう!


買う時は、

酸化していないものを選んだ方が良いので、

洗うのが面倒かもしれませんが、

土付きごぼうを買う事をおすすめします。

ごぼうの種
ごぼうの種

 

薬膳で言えば、

肺・肝臓・大腸に作用(帰経:きけい)し、

消炎や解熱、めまいやふらつき、

けいれんやひきつりなどの

症状をしずめる効能があります。

 

良いことずくしのお野菜「ごぼう」を今晩のおかずのレシピに、

追加してみてはいかがでしょう。

▼「さらし」がない方はこちら

土付き野菜や、玄米粥を作る際にも、玄米を炒る前に、水洗いではなく「さらし」で拭き洗いします。