毎日を楽しく暮らす秘訣は?

「色食の二欲より大なるはない」

「色食の二欲のうち、

色欲は断つことができても、

食欲は断つことができない


という昔からの言われが、

食養人生読本」の最初のページに書かれています。



この本は、マクロビオティックの提唱者である

桜沢如一(さくらざわゆきかず)氏の著書であり、

私の人生観を大きく変えてくれた1冊でもあります


多くの人は

「幸せは遠くにあるもの」

と錯覚しがちですが、

そうではなく、元気でいること自体が実はとても幸せなことだと

教えてくれています。


家庭を幸福な場にするのも、

不幸な場にするのも、

妻の腕次第


まり女性の役割の大切さも書かれています。


男女共に忙しくなった昨今では、これを全うするのが難しくなっていますが、


 台所は生命の薬局

 主婦は生命の薬剤師

 妻は一家の健康の舵取り

 妻は幸福な家庭の舞台監督

 母は文化の設計

 ・・・中略・・・

 生命の原料を調理するのが妻ですから、

妻は夫を思うままに改造することができるはずです。


とあります。ドキッとする一節ですよね?


妻や母の料理をする時間がかなり少なくなっているため、

外食や中食が多くなっている家庭もおおいはず。

ここでいう「改造」を他人の調理に委ねている現実があります。

ちょっと考えると怖いことですね。


読み進めているうちに、

こんなに簡単な考え方で幸せになれるなんて!

気づかないほうが損だなと感じさせられます。

 

時代背景が少し古いため、

中にはしっくりこない部分もありますが、

根本的な考え方は、同じです。

 

女性として、1人の人間として、

幸せって何だろう?

と考えている人にとっては、

この1冊に込められた

「食」「食養」の深さにきっと感動して、

その答えを、またはそのヒントが得られるかと。

 

もちろん書籍を手に取ってもらえることが一番嬉しいのですが、

すぐに読まれなくても、

マクロビオティック」という考え方がどういうものなのかということを

なんとなく理解してくれる女性が、

今よりももっと増えることほど、嬉しいことはありません。

 

この1冊の中で、桜沢氏は、

「食養とは、何を食っても決して病気にならず

毎日毎日を力強く、楽しく暮らしながら、

何かしら残る仕事を仕上げること

と説いています。

 

残念ながら私は、まだまだ修業の身のため、

桜沢氏が説いた内容を把握しきれていないため、

お伝えしきれない部分が多いかもしれません。

 

ですが、少しでも興味を持たれた方にはぜひ、

手にとってもらいたい一冊です。

 

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