食の7段階で体調管理を

七段階を意識して食べたご飯の例。ひじきご飯(残念ながら写真は玄米ではなく白米です)、ふのりを入れた麦味噌のお味噌汁、根菜の煮物。
七段階を意識して食べたご飯の例。ひじきご飯(残念ながら写真は玄米ではなく白米です)、ふのりを入れた麦味噌のお味噌汁、根菜の煮物。

マクロビオティック創始者桜沢先生の奥様で里真先生の著書「マクロビオティック料理」の中に、


『食の7段階』


というものがあります。


食材をどのような割合で使うか?という指標の1つです。


第0号~7号まで、全部で8つの段階があります。


現代の一般家庭における食事がだいたい第0号として、健康を管理したい場合はそれを第3号~5号食の間で調整すると良いとしています。

割合としては、動物性食品が3号からなくなり、代わりに穀物の割合が増えていき、7号にたどり着くと穀物が100%に。


献立をたてる際に、季節やその日の天気や体調を第一に決めていくことを良しとしています。これがなかなか難しいのですが。


→ 詳細は、マクロビオティックの初級・中級のテキストをぜひ


歯の構成は、20万年以上前の古代から変わっていないのです。
歯の構成は、20万年以上前の古代から変わっていないのです。

常に7号食の穀物を意識してということではありませんが、この教えは、人間の歯の構成からも読み取れます。


ホモサピエンスとして人間が出現したと言われる20万年以上も前から、人間の「歯」の構成は変わっていないようなのです。


前歯の4本は「門歯」で、野菜や海草などを噛み切るための歯。その奥に左右に1本ずつある鋭い歯は「犬歯」。肉や魚を噛み切るための歯です。そして奥に沢山ある歯は「臼歯」。その形を見てもわかるように、穀物や豆類をすりつぶすための歯です。


上の歯だけでも、門歯は4本、犬歯は2本、臼歯は10本。


この割合からすると、


野菜や海草を2割強。

肉や魚は1.5割程度。

穀物や豆を6割。


歯の割合が食べ物の素材の割合を表してると言い切って良いのかは少々疑問がありますが、このことからも、人間が、穀物を中心に野菜や海草類、少量の魚や肉を食べて生き延びてきたのではないかということがわかります。


生きている植物や穀物をいただくことで生き延びてきたということでもあるかと。


食文化のグローバル化と進化により、動物や魚を育ててそれを食べる、長持ちするように添加物を含めて加工しておく、という環境に変わり、食べ過ぎや偏った食生活による生活習慣病も増加。


昔からの質素だけれど体のつくりに合った食生活を見直したいと思う昨今でもあります。

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