葛(Kudzu:くず)のはなし

師範科の試作会作品の数々。皆さんすごいです!が、ほとんど試食する前に、完売。無念でした。
師範科の試作会作品の数々。皆さんすごいです!が、ほとんど試食する前に、完売。無念でした。

7月の週末、リマクッキングスクールの夏の試作会がありました。2014年の1月、初級から学び始めて早1年半。

 

まさかの師範科生(入学当初は、ここまで学ぶとは全く考えていませんでした)として、真夏の試作会に参加させていただきたきました。

 

マクロビオティックな生活を振り返ると、やっぱり玄米が原点かな?と感じ、何度やっても美味しく仕上がらない玄米を食材に敢えて選択。

 

教えてくださった講師の方々に『うん』と言ってもらえるようなできにしたくて、奮闘しましたが、作り終わった時間と、保管方法により(冷蔵庫に入れていた)塩気が足りない、ボソボソした仕上がりに。

 

お料理の難しさをあらためて感じた昨今であります。


参加したので、卒業できましたが、「まだまだだ」ということに気付いた一時でもありました。日々のお料理の腕は上がりつつあるので、引き続きがんばろうと心新たに。

 

さてさて、その試作会には、沢山の生徒さんが参加していて、夏らしいメニューも多く見られました。

 

中でも評価が高かったものの1つに、

マクロビオティックな食材で涼しさを演出してくれる

 

『葛(くず)』を使ったお料理が。

 

仙太郎の「くず桜」。抹茶味でほのかに緑色の葛の中に、甘く煮込まれているのに形崩れしていない小豆が粒のまま入っています。この食感はたまりません。
仙太郎の「くず桜」。抹茶味でほのかに緑色の葛の中に、甘く煮込まれているのに形崩れしていない小豆が粒のまま入っています。この食感はたまりません。

葛は、植物の太い根からできていて、人工的に栽培が難しく、天然ものを採るため、産地も限られているようです。

 

粉や固形のまま口に入れてしまうと、お腹の弱い人はいたたまれない状態になるので、お気を付けを。

 

お料理には、だし汁や水に浸しておいて、火にかけてとろみを出して使います。

 

先日は、マクロビオティック風な麻婆豆腐を作る際に、活用させていただきました(^。^)>


 

有名な三大葛の産地は、

大好きな京都の和菓子屋さん『仙太郎』の添え書きによると、


  • 日田葛(大分)
  • 吉野葛(奈良)
  • 若狭葛(福井):熊川

 

吉野葛は有名なので、皆さんもご存じかと思いますが、大分や福井も産地だったのですね。

 

あまりご縁のない地域ですが、「葛」という食材が元になり、ちょっと探索したくなる場所となりそうです。

ちなみに、仙太郎の和菓子には、このような添え書きが付いてきます。和菓子をあまり知らない私にとって、この説明書は、和菓子の教科書です。和菓子自体が丁寧な仕上がりなだけでなく、こういうところにも気を配っているところが素敵です!ファンになりますね、本当。
ちなみに、仙太郎の和菓子には、このような添え書きが付いてきます。和菓子をあまり知らない私にとって、この説明書は、和菓子の教科書です。和菓子自体が丁寧な仕上がりなだけでなく、こういうところにも気を配っているところが素敵です!ファンになりますね、本当。
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