お肉とお魚、どちらを良く食べていますか?

日頃、お肉とお魚、どちらを良く食べていますか?

 

半マクロビ生活の私は、両方あまり食べなくなり、その分の栄養素を穀物や野菜でまかなうようになりました。

 

ちなみに、右の写真はマクロビ食の「麦」でできたお肉「コーフー」です。

小麦の「グルテン」を使用し、お肉の食感に近づけた食べ物です。できるまでには、相当時間と手間がかかる1品でもあります。


小麦の臭みが気になる場合は、出し汁でしっかり煮込む、またはカツなどとして揚げ物にした場合は、レモン汁などのかんきつ系の果汁をかけたり、お味噌ベースのソースを付けて食べることをおすすめいたします。

 

 → コーフーを試してみる方はこちら

 

私「初老40代」、今までの食生活を振り返ると、どちらかと言えば「肉」食になっています。

日本人は、年をとるにつれて魚の購入数が少しだけ増える傾向にあるようですが、既に、50代未満の魚の購入数が、50代以上の購入数の1/3以下ですので、何かしらのきっかけがない限り、この数が大きくUPすることはなさそうです。

 

最近の調査では、魚より肉を食べる食生活が根付いていて、肉の消費が魚を上回りました。海に囲まれている日本なのに、肉食に傾きつつあるのは、食文化の欧米化が浸透したことに起因します。

 

しかしながら、栄養面で両者を比べると「魚」の方が身体に優しいというのは、みなさんも薄々ご存知かと。また、問題となっている生活習慣病のほとんどは、偏った栄養素を過剰に摂取していることに因ります。

 

魚も肉も両者、タンパク質と脂質の多い食材です。同じような栄養素を持ちながら、大きく違うのは、栄養素の特徴が異なるから。

 

同じ脂質でも、魚に含まれる不飽和脂肪酸は、血中コレステロールや中性脂肪を減らすのに対して、肉に含まれる飽和脂肪酸は、それらを増やしてしまいます。


肉や魚は、陰陽で言うと極端な陽性食材のため、あまり多く食べすぎないように。とは言え、それらの料理がいたるところで出される昨今です。食べる場合は、それに釣り合う程度の「付け合せのお野菜」もしっかりとることを心がけましょう。

 → 食物の陰陽を知りたい方はこちら(陰陽表)

 

どんな食材も「バランス良く」「腹八分」「よくかんで」食べるのがポイントです。

 

昔の日本人が食べてきたような、穀物と野菜とお味噌汁、それに時々魚を加えて食べるという一見質素な食事が、身体に優しい食事ということになります。